ポストプロセス楽しい!
というわけでなんかネタが2つほど浮かんだので作ってみた。 なおUEのバージョンは4.9.2である。
集中線エフェクト
強いられているんだ!
画面の中心に向けて集中線を施すポストプロセスである。
中身
横方向への流線を描いたテクスチャを極座標変換し円形に引き延ばすことで集中線を再現している。 中心はドヤ顔の邪魔にならないようスペースをあけてあり、そこのブレンドがうまくいかず実装に苦心したが 開き直ってグラデーションテクスチャを用意することにした。
流線のテクスチャは、Photoshopのフィルタで作れる雲模様をコントラスト強調したのち 横方向に極端に引き伸ばしたもの。 簡単につくれるので線のパターンが気に入らない者は自作すべし。
考え方としてはMMDのMangaLinesエフェクトからヒントを得ている。 ただし実際の処理の内容は完全に我流の上、機能も効率も劣化している気がする。 まあ勉強のつもりで。
ダウンロード(GitHub)
ページ右の [Download ZIP] からどうぞ。
適用方法は
- Post Process Volumeをレベルに配置し
- 詳細ウィンドウのポスト処理ボリューム>BlendablesにPM_IntensiceLineを設定
- ついでにUnboundにチェックを入れるとレベル全体に効果がかかる(任意)
こんな感じ
パラメータはマテリアルパラメータコレクションにまとめておいたので、表示させながら 数値をいろいろ変化させてみてほしい。 パラメータで中心をシフトさせたり中心領域の大きさを変化させたりランダムに線をバラけさせたりさせたい。そのうち。
モザイクエフェクト
またせたな!
モザイクをかけるマテリアルである。 要するにモザイク柄のガラス球だと思って貰えれば良い(ガラスを透過した向こう側の景色にモザイクがかかると考えよう)。
ここでは球(Sphere)にマテリアルを適用し、グレイマンの股間あたりに配置している。 正確にキャラクターの動きに追随させるためには、スケルタルメッシュのボーン(あるいはソケット)に 取り付けると良い。
中身
非常にシンプル。前回の記事の8bit風ポストプロセスの一部を抜き出したもの。
ダウンロード(GitHub)
ページ右の [Download ZIP] からどうぞ。
ところでUE4でアダルトコンテンツ作っちゃいけないっていう制限はなかったはずなのでUE4製の同人エロゲとかもっとあってもいいと思う (でもトゥーンレンダリングが綺麗に出る利点からUnityのほうが有利だよね現状は)。
適用例
#UE4Study 集中線ポストプロセス出来たヨー! pic.twitter.com/zpcD2BNlli
— ちょむ@C89:3日東キ-16a (@chom) 2015, 11月 2
作った後で気づいたがモザイクエフェクトはこちらのブログでも公開されていたらしい…気付かなかった…
UE4のポストプロセスマテリアルで色々してみた 番外編 - ぼっちプログラマのメモ
まあ中身は全然違うのでお好みで。