Unreal Engine 4(以下UE4)で現在ゲームを作っている。 突然だがエディタをより快適に使うための設定方法をメモ代わりに公開しておこうと思う。 あくまで俺が使いやすい「俺設定」だが、参考までにどうぞ。
ver は UE4.9 である。(一部UE4.12対応)
ロケーション欄の単位(cm)が邪魔なので消したい
これこれ。
「プロジェクト設定」を開き(なぜエディタの設定じゃないんだろうか?)
エディタ>Appearance>ユニット>Display Units on Applicable Propertiesのチェックをオフ
なにかオブジェクトをダブルクリックする度に新しいウィンドウを開くのをやめさせたい
「エディタの環境設定」から
一般>外観>ユーザーインターフェース>Open Asset Editor Tabs in New Windowのチェックをオフ
※追記:UE4.12から項目が変わった。
一般>外観>ユーザーインターフェース>Asset Editor Open Locationのリストから「Main Window」を選択。
自動的に純粋キャストにしたい
※追記:しばらく試してみた結果、自動純粋キャストにしないほうがなにかと使いやすいような気がしてきました。なので現在は私は設定していません。各自お好みで設定してください。
初期状態ではキャストノードには実行ピンが付くが、「純粋キャスト」をすることで実行ピンを消すことができ、ピンをつなぐ手間を省略できる。
ひとつひとつ純粋キャストに変換するのは手間なので、デフォルトで純粋キャストになるように設定する。
「エディタの環境設定」から
コンテンツエディタ>ブループリントエディタ>実験段階>Default to Using Pure Cast Nodes
のチェックをオン
「実験段階」の欄にあるということは、UE公式には非推奨機能らしい。 だが私は今のところこの設定が原因で問題が発生したという状況には遭遇したことがない。
エディタを少しでも軽くしたい
バックグラウンド時にCPU消費を抑える機能の有効を確認する
「エディタの環境設定」から
一般>未分類>パフォーマンス>Use Less CPU when in Background
のチェックを確認。なお、これはデフォルトでオン。
ビューポート画面の更新を停止させて軽くする。
ビューポートの「ビューポートオプション」>「リアルタイム」
のチェックをはずす。
サムネイルの更新を停止させて軽くする。
コンテンツブラウザの「表示オプション」>「リアルタイムサムネイル」
のチェックをはずす。
シャドウやエフェクトの品質を犠牲にして軽くする。
エンジンの拡張機能設定>品質から「低」ボタンをクリック。
個人的な好みだが解像度だけは100%に設定しておく。
影が出なかったりテクスチャが荒くても気にならないが、
画面がギザギザだとなんかやる気が削がれるので。
※当然ですが最終的な見栄えの確認をしたい時には「Epic」にしてください。
[小ネタ:エディタを立ち上げっぱなしで別の作業をしたい時]
UE4は上記設定によりウィンドウを最小化するとCPU消費をセーブするが、 それでもレベルを開いた状態だとそれなりにCPUパワーを食う。 エディタを閉じてしまうのが一番いいのだが、立ち上げ直すのが面倒でそのままにしたいとき、 「Levelエディタ以外のすべてのタブ/ウィンドウを閉じたうえで、新規レベル>空のレベルをロードして放置する」 が効果的なので試してみよう。
フリーズに備える
作業中は常にタスクマネージャーを裏で起動しておく。
UE4エディタはフリーズを検知すると自動で自分自身を落としてバグレポートダイアログを出して報告を促す機能がついているが、 基本的にUE4エディタは「フリーズが起きたらそこから復活することはまずない」ので、 あっ止まったな、と思ったら、即座にタスクマネージャーからプロセスを強制終了させてランチャーから起動しなおしたほうが、 ダイアログが出てくるまで待つよりも数秒〜数十秒の短縮になる。 もちろんバグレポートにはできるだけ協力してあげよう。 なお個人的な感触では アニメーションブループリントを編集している時 が最もフリーズの頻度が高かった。
以上である! UE4開発中の小ネタは結構溜まってるので、折をみて今後もこのブログで吐き出したい。 それにしてもブログをめったに書かないので、うっかりするとですます体で書き始めてしまうちょむであった…。